ぎゃんぶるではない投資のやり方

会社をリストラされて投資の世界へとびこむ。はじめは負けっぱなしだったけど、すこしづつ利益を伸ばすことができました。

わかっちゃいるけどやめられない人間の行動心理①

中毒

 

マーケットに限らず、全ての物事は各個人の捉え方によって全てが決まる。

(わかっていてもやめられない)身近な事でも良くある話である。

 

ニューロファイナンスの可能性

 例えば、株式の売買のタイミングについて考えると、プロのディーラーと素人では売買のタイミングが異なる。外部から脳に入って来る情報は同じでも、脳の中にある情報が異なるため、違う意思決定が行われ、異なる行動を取る。結果も当然異なる。「その道のプロ」といわれる人の脳には、関連する様々な情報がインプットされている。

 しかし、時として、その記憶されている情報が誤った意思決定を誘発し、間違った行動に結びつくことがある。人は合理的な存在でないのだ。

 例えば、被験者に知られないように、1929年に起こったウォール街大暴落、1987年の世界的株価暴落「ブラックマンデー」、などの事例をシミュレーションしてプログラムに組み込み、被験者にリアルなお金を渡して、株式市場のシミュレーションゲームを行わせた。その結果、実際に投資家たちが餌食になったパニックが全く同じように起こったという。※3

※3 http://boingboing.net/2009/09/08/how-we-decide-mind-b.html

 これは人の脳にあるバイアスとか錯覚の影響が大きく関与している。バイアスや錯覚にはいろいろな種類があり、その影響について様々な研究が行われている。この無意識に起こるバイアスや錯覚の影響を最小限に抑えることができれば、より確度の高い投資ができることになる。

 前述の海外での研究は、優れた投資家のパターンを解析し、それを組み込むことで、素人に起こるバイアスや錯覚を除去し、投資のタイミングを予測しようという試みである。これは、例えば、個人トレーダーがWeb取引をする際、株価の変動から投資タイミングを予測する際にアラートを出す仕組みに応用するなども考えられる。