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元サラリーマンの波乱万丈 為替日記

会社をリストラされてから、外国為替の世界へ。

保有効果

保有効果とは?

自分が現在所有するものに高い価値を感じ、 それを手放すことに強い抵抗を感じてしまう心理効果のこと。 人間心理における「保守的な思考」を表す効果として知られる。

 

一度手にしたものを手放すのは難しい

結果として新しいものを手にした時に得られるメリットより、 今、手にしているものを失うことによるデメリットを強く感じ取ってしまう。

 損失回避性からは、保有効果が導かれる。保有効果とは、人は自分が持っているものを、それを持っていない時よりも高く評価することである。

実験で検証

学生を3つのグループに分ける。第1グループにはマグカップを与え、同額のチョコレートと交換してもよいと告げる。第2グループには チョコレート を渡し、マグカップと交換してもよいとする。第3グループはどちらか好きな方を選んでよいと言う。

 その結果、第1グループでは90%の学生はそのままマグカップを保持することを選び、第2グループでも90%近くの学生がそのまま チョコレート を持っていることを選んだ。第3グループの選択は半々であった。つまりマグカップと チョコレートの片方が特に好まれることはなかったのである。第1、第2グループの選択は、自分が与えられて持っているものを高く評価するため、交換に応じなかったと考えられる。いったん自分が手に入れたものを手放すのは「損失」であり、それは避けたいという損失回避性が働くために保有効果が生じると考えられている。

同実験を熟練の投資家に行った所、

90%近くの確率で、交換に応じた実験結果が証明された。

この実験では、マグカップ、チョコレートを交換するにも参照点が問題になる。この時点で参照点はマグカップ、チョコレートを持っているかいないかである。それぞれのグループでマグカップ、チョコレートを持っている状態では、それを手放す苦痛があり、持っていない場合には手に入れる喜びがある。そして損失回避が働くので、両者の価値が同じではなくなる。マグカップ、チョコレートを手放す苦痛は、手に入れる喜びを上回るのである。

損失を確定出来ない説明がつきますね!

 保有効果は「もの」に対してだけ生じるのではない。人は、自分の地位や仕事や権利をいったん保有するとなかなかそこから離れたり、手放したりできないものである。自分のアイデアや好みや習慣についても同じことが言える。新しいことに変えるのは、今の状態を失うという恐れが伴う。この損失を回避したいがために現在の状態にこだわってしまうので、「現状維持バイアス」と呼ばれる。これも人が変われない大きな原因の一つである。

 

参考書